ピースアロマインフィニティとは
ピースアロマインフィニティは2006年に発売された比較的新しい銘柄で、AFTフィルターとLSS機能を採用することでピースの豊かな香りと吸いやすさを両立させた異色の銘柄です。
ロングサイズで、鮮やかなブルーのデザイン、タール8mg、ニコチン0.7mg、値段は540円となっています。もともとはピースインフィニティという名称でしたが、最近パッケージデザインの変更とともにアロマの名称が追加されました。
さて、聞き慣れない性能が出てきたと思うので、以下ピースインフィニティの特徴を2つご紹介します。
- AFTフィルター(Advanced Filter Technology)
表面にギザギザの溝があり、煙を吸い込むと同時に外気が取り込める構造になっているフィルター - LSS機能(Less Smoke Smell)
独自の香料技術により、吸っている時にただようたばこの気になるにおいを低減させる機能
これらの性能はピースシリーズの中でも唯一ピースインフィニティにのみ実装されており、ピースの香りをそのままにより吸いやすいたばこに仕上がっています。AFTフィルターは、空気のスムースな流れを作ってくれると同時に、くわえ心地が良いのも嬉しい特徴です。
こういった特徴やそのスタイリッシュな青いデザインから、どこか都会的で洗練されたイメージのある銘柄だと思います。まあこの印象はもしかしたら個人差があるかもしれませんね。
実は私もまだあまりインフィニティを吸った経験がないのですが、今回このレビューを書くにあたり数年ぶりに購入しました。どんな吸い心地に仕上がっているのか、実際に確かめてみたいと思います。
テイスティングノート
プレアロマ
バージニア葉の豊かな香りに、フルーティな香料のバランスが絶妙に合わさります。香りの奥の方には微かな甘酸っぱさ、バニラエッセンス、オーキーな木のニュアンスも隠れています。これはシリーズの中でも個人的に一番好きなバランスかもしれません。
スタート
非常にスムースな口当たりで、ほのかにフルーティ。バージニア葉の旨味の奥にイチゴ、クランベリー、リンゴなどの風味を感じます。
ボディ
インフィニティは中盤でも柔らかく優しい口当たりが続きます。フルーティな香りがだんだんとたばこ本来の甘みへと変化していき、同時にコクも出てきます。
フィニッシュ
後半になるにつれて煙量感が増し、タールの重みも表に出てきます。それが優美な甘さとなり、まるで紙の上に落とした一滴の墨汁のようにじんわりと舌の上で広がっていきます。やがて濃厚なバージニア葉の旨みが全面に現れ、長い余韻を残します。
総評
ピースインフィニティは想像以上にフルーティで爽やかな味わいのたばこでした。女性にもおすすめしたい吸い心地の良い逸品です!
AFTフィルターによるスムースな口当たり、そして吸った後は手に残るにおいがほとんど気になりません。これは他のたばこに比べても明白です。
LSS機能がここまで実感できるレベルとは思っていなかったので正直驚きました。さすがJTの技術です。
そしてピース本来の香りとたばこ葉の甘みもしっかりと感じられ、ピース愛煙家も納得の味わいに仕上がっています。
強いて言うなら、アロマロイヤルやアロマクラウンに比べると香りの強さ自体はやや抑えめです。しかしながら、吸いやすさが非常に優れており、香りと吸い心地のバランスがとれた素晴らしいたばこだと思います。
全体としてはかなりハイスペックなシガレットではないでしょうか。採算が取れているのか心配になるほどです。
普段吸いにも最適な高性能ピース。ぜひ、選択肢に入れておきたい銘柄です。
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