ピース

【レビュー】ピースライト10mg|最も親しまれているピースの味わいとは

ピースライト

ピースライトとは

ピースライトはやわらかく華やかな香りが特徴で、ピースシリーズの中でも現在最も多くの人に愛煙されている銘柄です。

正式名称はピース・ライト・ボックス。タール10mg、ニコチン0.9mg、値段は1箱510円となっています。

私はいつもアロマロイヤルの方を吸うことが多いですが、たまにこのピースライトも楽しみます。バージニア葉由来の甘みのある香り、たばこ本来の味わいが感じやすいためです。それでいて、10mgと比較的ピースの中では軽やかな吸い口で頂けるのもありがたいポイントです。

それではさっそくボックスを開けてみます。

ピースライト開封

ボックス裏に隠れている金色の鳩が素敵ですね。これは50年前に世界的に有名なデザイナーだったレイモンド・ローウィが考案した「オリーブをくわえた鳩」です。ノアの方舟に出てくる鳩がそのモチーフになっています。

たばこを1本取り出してみます。

ピースライト1本

先端からは明るい色味のたばこ葉の刻みが見え、それが少し透けるくらいの透明度の高い巻紙が全体を覆います。フィルターには先ほどの金色の鳩のデザインがあしらわれ、とても上品な出で立ちとなっています。

個人的にピースはデザイン性の高さも頭1つ抜けていると思います。深い藍色に金色の鳩が飛ぶボックスデザイン、たばこ1本をとっても非常にスタイリッシュです。ブレンダーはもちろん、デザイナーのセンスも光る完璧なたばこと言えると思います。

それでは実際にいただいてみようと思います。まずは火を灯さず、1本のピースを取り巻く芳醇なアロマから楽しんでいきます。

テイスティングノート

ピースライト テイスティング

プレアロマ

優雅なバニラ香に加え、少しフルーティな感じも隠れています。ピース好きは大体この火を灯す前のプレアロマもじっくり楽しみます。箱を開けたときに広がる凝縮されたピースの香りも大好物です。

スタート

火を灯すと柔らかな煙がふわっと口に広がり、ほんのり甘さが鼻から抜けます。この優しい香りは何度吸ってもたまりません。

ボディ

タールと煙量を感じます。ピリピリとした刺激はほとんど削られ、円熟したまろやかさが印象的です。クールスモーキングでゆっくり吸うことでバージニア葉の甘みがじんわりと広がります。

フィニッシュ

バージニア葉の豊潤な香りが全体に広がり、鼻から抜ける煙には糖蜜のような甘さを感じます。口の奥の方ではタールがわずかな渋みを落とし、コクのある上品なバランスを演出します。

総評

バージニア由来の優美な香りと甘みが楽しめる人気No.1の逸品です。

10mgのタールがほどよい煙の重さ・圧力を生むため、甘さと煙感のバランスが非常に心地よいものとなっています。

荒々しさやピリピリとした刺激はほとんどなく、紙っぽさも感じません。シガレットの中ではかなり完成度が高い銘柄だと思います。

アロマロイヤルの強い香りが苦手という方も、このピースライトのほのかなバニラ&フルーツの香りならちょうどいいかもしれません。

ブレンダーの腕も素晴らしいですし、このピースの香料も国宝級だと思います。

ピースの香水を作ってくれないだろうか。そんなこと思いながらもう一本、また煙をくゆらそうと思います。

 

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