ピース

【レビュー】ピース・リトルシガー |超稀少!濃厚でリッチな葉巻のピース

ピースリトルシガー

ピース・リトルシガーとは

ピース・リトルシガーは、2017年に満を辞して登場したピースシリーズ初となるシガー(葉巻)銘柄です。

その名の通り、普通のシガーに比べて小さいシガレットサイズで、燃焼時間も5分程度となっています。いわゆるシガリロにフィルターが付いたタイプですね。シガーは法律で表示義務がないためタールやニコチンの表記はありませんが、おそらくアロマロイヤルと同等の10mgがそれ以上というのが実感値です。

普通の紙巻たばこと同じように吸うことができるので使い勝手が良く、かつ濃厚なシガーの香りと味わいが楽しめるということで近年爆発的に人気を集めているジャンルでもあります。

70年以上続くピースの歴史の中で2017年に初めてシガージャンルに挑戦し、このピース・リトルシガーで大ヒットを記録しました。その後も、ファンの熱い声に応えて何度も再販になっています。直近だと2020年1月に再販となっているので、大量仕入れしたたばこ店ではまだ在庫がぎりぎりあるかもしれません。

ちなみに、ピース・リトルシガーは数量限定商品なので取扱店舗が限られており、スーパーやコンビニでは販売していません。取扱店舗はClub JTというサイトで検索することができるので、お探しの方はこちらのサイトで調べてみて下さい。※2020年1月の再販からClub JTのオンラインショップでも購入可能となっていましたが即日完売となったようです。

ピースリトルシガー取扱店マップピース・リトルシガー取扱店の検索(出典:Club JT)

さて、今回は以前購入したピース・リトルシガーのラスト1箱をおろして吸ってみようと思います。まずその箱を開封すると、高級感と落ち着いた雰囲気を纏ったホワイトゴールドのカバーシートが姿を現します。ピースアロマロイヤルが眩い金色であったのに対し、リトルシガーのゆったりと落ち着いた要素が表現されており、作り手のこだわりを感じます。

ピースリトルシガー開封

アルミを取ると、1本1本丁寧に作り込まれたリトルシガーが姿を現します。フィルターを含め全身がブラウンの色味で統一されており、藍色と黄色のピースロゴが華やかで上品な印象を生み出しています。

ピースリトルシガー中身

従来のピースと同じく厳選バージニア葉を100%使用し、刻みを包むコーティング紙もたばこ葉で出来上がっています。まさに100%たばこ葉で作られるシガーそのもので、濃厚でリッチな味わいへの期待が高まります。

それでは、数々のピース愛煙家を唸らせたピース・リトルシガーの真価をじっくりと確かめてみたいと思います。

テイスティングノート

ピースリトルシガー1本

プレアロマ

とても濃厚でリッチなバニラとシガーの香り。ザラメ、ビターチョコレート、バニラエッセンスを思わせるスイートな要素が強いですね。コクがあり、アロマが鼻腔から脳に抜けて響くような感覚を覚えます。

スタート

優しくまろやかな甘み、濃厚なコクがいきなり現れます。さすがリトルシガーといった感じで、糖度の高いバージニア葉の旨みが始めからダイレクトに感じとれます。

ボディ

シガーの味わいがさらに強くなり、濃厚でリッチな喫味が前面に出てきます。豊かな香りに包まれ、最高のコクが口や鼻全体に広がり幸せな気持ちになります。

フィニッシュ

パワフルな煙感の奥にバージニア葉の贅沢な甘みと、ローストされたようなスパイシーな喫味が感じとれます。余韻は程よい長さで、鼻腔を気持ちよくくすぐりながら穏やかに続きます。

総評

これは革命的な美味さかもしれません。特にスタートの芳醇な香りと甘みが素晴らしく、一瞬で虜になってしまいました。

とても濃厚なバージニア葉の味わいにバニラ香が心地よくマッチ。それでいて煙はロングピースやショートピースよりも優しくまろやかなのが印象的です。

これにより豊かなアロマに包み込まれるような素敵な感覚を味わうことができ、リトルシガーならではの魅力に心を奪われます。

吸い方としては、シガーと同様にあまり肺に入れすぎず口の中で煙をくゆらして楽しむ口腔喫煙がおすすめです。濃厚な煙とアロマが溢れ出てくるので、十分な満足感が得られます。

またシガーというと、強いたばこというイメージを持たれる方も多いと思いますが、このリトルシガーは強すぎずむしろ優しい口当たりの印象です。タール感やニコチンの刺激もさほどありません。むしろ初めてシガーにチャレンジするという方にはエントリーとしてちょうど良いシガーだと思います。

さらに、この芳醇な甘みはウイスキーとの相性も抜群です。ピース・リトルシガーの香りが強いので、コクのあるモルトと一緒に楽しむと良いかと思います。

個人的には少し度数の高めな長期熟成スペイサイドモルトとの相性が特に良い気がします。この辺は好みもあるのでぜひ色々試してみて下さい。

今回は久々のリトルシガーに感動してしまい、1週間ほどで最後の1箱を吸いきってしまいました。こんなにも人気のある商品なので常に販売して欲しいというのが本音ですが、生産の都合もあるのでしょう。また次回再販される日を楽しみに待ちたいと思います!

 

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