グレンフィディック18年とは
グレンフィディックは、ウイスキー業界で初めてシングルモルトを発売したことで有名で、その代表作は12年熟成のボトルです。
このグレンフィディック18年は、少量生産のスモールバッチ。18年以上熟成したスパニッシュオロロソシェリー樽原酒とアメリカンオーク樽原酒をブレンドし3ヶ月以上熟成させた貴重なボトルです。
2015年のISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)では見事金賞を受賞し、世界的な評価も高いウイスキーです。
私はグレンフィディックの12年ものが好きで常飲しているのですが、Amazonを見ていたら18年があることを知り評価も高かったので今回ポチッとしてしまいました。価格は9,000円くらいだったと思います。
12年はかなりフルーティで爽やかな印象ですが、18年熟成によりどんな変化を遂げているのかとても楽しみです。
それではさっそくいただいてみます。
テイスティングノート
香り
フルーティ、色々な熟した果物を感じます。バナナ、グレープフルーツ、焼きりんご。チョコレート、オーク、シナモン。
味わい
砂糖漬けの果物、ドライアプリコットの豊かな風味、焼きりんご、シナモン、トフィー、ショウガ、ドライシェリー、フレッシュな果物も感じます。
余韻
シナモンの甘さ、少しの塩。中くらいから長めの余韻です。
総評
グレンフィディック18年は12年からは打って変わってリッチで複雑な大人の印象のウイスキーになっています。これはこれで素晴らしい。
特に、焼きりんごとシナモンが合わさったような深い甘みは大人の贅沢な夜にぴったりな味わいです。ぜひ、ストレートか少量の加水でその香りと味を存分に堪能してほしいウイスキーです。
コストパフォーマンスも高い水準にあり、約9,000円でこの質のウイスキーが飲めるのはありがたいです。少量生産のスモールバッチなのでいずれ終売になると思いますが、ぜひその前に一度味わってみてください。
特に、いつもグレンフィディック12年にお世話になっているという方にはおすすめです。同じウイスキーでも熟成年数と樽の違いでここまで性格が変わるのだという変化を楽しんでいただけると思います。こうした飲み比べもウイスキーの醍醐味の1つです。
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