オールドパー12年とは
オールドパーは古くから日本でも親しまれているスコッチブレンデッドで、中でも12年は最も多くの人に飲まれています。ボトルには白い髭をたんまり生やした老人が描かれており、オールドパーのシンボルとなっています。
この老人、実はモデルとなる人物がいるらしいのですが、現在でも信じられないほどの長寿だと言うのです。
名前はトム・パー。この老人は80歳まで結婚せず、105歳で不倫して結婚し、122歳で再婚、最後は152歳まで生きたイギリス人と言い伝えられています。
にわかに信じがたいですが、これがオールドパーという人物でありロンドンでは知らない人はいないほどの有名人です。
今回はメルカリでかなり古いオールドパーの古酒を見つけたので買ってみました。価格は3,000円ほど。
あんまりこういう古い酒(しかも保存状態不明)のものは飲んだことないのですが、怖いもの見たさで挑戦してみたいと思います。
現在はボトル表面のデザインがより現代的でスタイリッシュなものに変更されています。
テイスティングノート
香り
蜂蜜、レーズン、シナモン、オレンジ、焼きたてのビスケット、少しの臭み(古酒であるため酸化によるものかも?)。
味わい
モルト、トロピカルフルーツの甘さ。ややスモーキー。
余韻
ドライでやや短め。レーズンのような甘さ。
総評
通常のオールドパー12年と同様、フルーティな甘さがやはり美味しいウイスキーです。そこに微かなスモーキーが加わり絶妙なバランスを実現しています。これは田中角栄や吉田茂といった歴代の有名総理大臣が好んだというのも頷けます。
ただやっぱり古酒であるためか、なんか臭い!(笑)酸化によるものなのか別の要因なのかは不明ですが、やっぱり通常のオールドパー12年に比べて余計な風味が入っている印象です。メルカリで買ったということもあって、何が入っていか分からないので全部飲まずにおさらばしてしまいました。
私としてはいい勉強代になりました。これからウイスキーの古酒をメルカリなどで買ってみようという方は、保存状態によっては味が変わるので気をつけてください。
今度はちゃんと新しいオールドパーを買ってみようと思います。
通常のAmazonや楽天で手に入るオールドパー12年は、フルーティでスイートな日本人好みのウイスキーです。古酒は避けて、なるべくこちらをお楽しみください。
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