ブルックラディ・ザ・クラシック・ラディとは
ブルックラディはアイラ島で原料調達〜熟成・ボトリングまでを全て行う、こだわりの詰まったアイラモルトです。青色のボトルデザインは唯一無二の存在感を放っています。
中でもこのザ・クラシック・ラディは、アイラモルトにしては珍しくノンピートでフルーティな香りと味わいが特徴のウイスキーです。アルコール度数は50度と高めでボトリングされており、力強いコクが感じられます。アイラの潮風を受けて熟成されているため、ほのかな塩気も特徴的。ブランドの顔であり、決定版です。
青色のボトルデザインも唯一無二の存在感を放っていますね。
ブルックラディ蒸留所は元々1881年に創業しましたが、後に閉鎖、1990年代に入ってからウイスキー界では有名なジム・マキュワン氏(ボウモア蒸留所のブランドアンバサダーを務めた人物)によって復活・再興しました。
「伝統的な製法を守りつつ、革新をもたらす。アイラ島を雄弁に語る示唆に富んだスピリッツを作り上げる。」
これがブルックラディの哲学です。
写真はアイラ原産の大麦にこだわる同氏の様子。
アイラ島における大地の恵みを元に、厳しい海沿いの気候で育った渾身のボトル。その自然の営みをじっくり感じながらいただきたいと思います。
テイスティングノート
香り
爽やかな香草、りんご、かすかに潮風。
味わい
モルティかつ青リンゴのフルーティ。爽やかな甘みが鼻腔から抜けていきます。
余韻
すっきりとした余韻で、りんごやオレンジを思わせるフルーツ感に加え、蜂蜜のような甘さがふんわりと感じられます。
総評
度数も高く強いウイスキーですが、すっきりと爽やかな香りと味わいが印象的で個人的には結構好きな味わいです。加水によってその香草や果実のような香りがさらに際立ちます。
味の系統としては、ジョニーウォーカーのグリーンラベルよりで、一部りんごや香草の香りを引き出して力強くしたような感じです。
別の日にハイボールでも楽しみましたが、こちらもなかなか美味でした。
アイラの中では異色の風味ですが、どこかアイラ由来の潮風を感じ流ことができ、このウイスキーの深みに繋がっている気がします。
値段は5,000円ほど。グレンフィディック12年などの爽やかな味わいのウイスキーが好きな方には特におすすめです。ストレートはもちろん、ロックやソーダで軽快なアロマを楽しんでみて下さい。
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