オーヘントッシャン

【レビュー】オーヘントッシャン12年|都会的なローランドモルトの代表格

オーヘントッシャン12年とは

オーヘントッシャンは、スコットランドのローランド発祥のどこか都会的なイメージのあるウイスキーです。その蒸溜所はスコットランド最大の都市であるグラスゴーからも約15kmのところにあります。

他の蒸留所に比べてもアクセスしやすい場所にあるのでスコットランドに旅行に行った際にはぜひとも寄りたい蒸留所の1つです。

そのオーヘントッシャン蒸留所のウイスキーの中でもわりと後発でリリースされたのがこの12年物のボトリングです。以前の主力商品である10年物に取って代わり、ブランドチェンジしたものになります。

ローランドウイスキーといえば、飲みやすく繊細でライトのものが多いのが特徴ですが、このオーヘントッシャンも例外ではありません。

オーヘントッシャンはスコットランドで唯一ウイスキー全量を3回蒸留しており、これが雑味の少ないライトな味わいを作り出しています。

蒸留後は、アメリカンオークのバーボン樽をメインに熟成。バーボン樽特有の甘いバニラの香りがこのウイスキーに上品さをプラスしています。

それではいただいてみます。

テイスティングノート

香り

クリームブリュレ、ブラックチェリー、濃いオレンジ、シトラス、ナッツ。

味わい

ブラックチェリー、バニラカスタード、塩、オーク、ライム。とてもスムースでクリアな味わいです。

余韻

ミディアムロングでやや甘めな余韻です。バナナ、ジンジャー。

全体

全体としてとても飲みやすい印象で、スコッチウイスキーの1つの王道かと思います。複雑さというよりは、ライトで親しみやすい味わいなので初めてスコッチを飲むという方にもおすすめです。

また、アメリカンオーク由来のバニラ香と濃いオレンジの香りがウイスキーを口にする前から鼻腔をくすぐります。女性で好きな方も多いのではないでしょうか。

価格は4,000円くらいで、高くなりすぎたジャパニーズウイスキーなんかと比べると圧倒的なコスパの良さです。12年ものでこの価格は本当にありがたいですね。

 

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