白州NAとは
サントリーの代表作である白州より、白州(ノンエイジ)のレビューです。
以前、会社で山梨勤務だった私としてはとても思い入れのあるウイスキーで、今も自宅には常備しているボトルです。(本当は12年を常備したいのですが、原酒不足なので仕方ありません)
白州蒸留所は文字通り森の蒸留所です。本当に山奥にあります。南アルプスの天然水が仕込み水で、様々な樽熟成を経て完成します。
フルーティでスモーキー、この絶妙なバランスは唯一無二だと思います。
加水しても香味やボディは崩れず、むしろ香りが花開きます。ローストビーフや焼き野菜のお供にハイボールとしていただくのも最高のマリアージュでおすすめです。
ちなみに、現在は原酒不足の影響から価格が上がっており、ボトルで7,000円ほどとなっております。山崎のノンエイジよりは少し安いくらいでしょうか。
テイスティングノート
- 香り
非常にフルーティ。梨、リンゴ、メロン、レモン、バニラ、みずみずしい草。背後にかすかなスモーキーさ。
- 味わい
鮮やかな果実、後からオーク、ハーブ。アルコールの若さ。
- 余韻
柔らかなスモーク感、青リンゴのような甘さ、森の木。
- 全体
NAS(ノンエイジ)の良さの1つは、さまざまな酒年の原酒がブレンドされ、複雑なアロマが形成されることです。
白州は、このいくつもの酒齢による香りの複雑さを最も感じやすい一本だと個人的には思います。
原酒不足で、12年や18年が飲めなくて寂しい思いをしている方、あるいは初めて白州を飲もうとしているがノンエイジ(熟成年数表記なし)なので悩んでいる方、一度飲んでみてください。
ノンエイジだと思ってあなどるなかれです。ブレンダーの腕が光ります。
ちなみに、後日ロックとハイボールでもいただきました。相変わらずバランスが良く、爽やかなフルーティさとスモーキーな余韻はそのままで美味しかったです。
野菜との相性が本当に抜群!ズッキーニ、えのき、椎茸、じゃがいも、ナス、アスパラなどを素焼きにして少しの塩をかけるだけ。
白州ハイボールと一緒に。幸せな晩餐ができますよ♪
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