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【レビュー】竹鶴21年ピュアモルト|終売となった幻の世界最優秀ウイスキー

竹鶴21年

竹鶴21年とは

竹鶴21年は竹鶴シリーズの中でも最高峰の銘柄で、残念ながら原酒不足により販売終了となった幻のブレンデッドモルトです。

誰もが認める至高のウイスキーで、2010年にはウイスキーの国際コンテストであるWWA(ワールドウイスキーアワード)で世界最優秀賞を受賞しています。

今はもう手に入れるのは難しい貴重なウイスキーですが、お金を出せばネットで購入できる他、穴場のバーなどでは奇跡的にボトルが残っている可能性があります。

濃厚で複雑な豊かさを堪能できる竹鶴21年。もし機会があるなら1度は飲んでみて欲しいウイスキーです。出会えるかどうかはあなたの運次第!

私は中々巡り会えないので、今回はまだ手に入りやすかった当時のメモを見返しながらその香りと味わいをお伝えしようと思います。

テイスティングノート

香り

完熟のピーチ、トロピカルフルーツ、ドライベリー、鮮やかな草花、微かにスモーキー。

味わい

ドライベリー、胡椒などのスパイス、酸味のあるシェリー酒、ジンジャー、くるみ。

余韻

とても長い余韻。くるみの風味とフルーティな感覚、後から完璧なバランスのスパイスが現れます。

総評

竹鶴21年はあの衝撃的に美味しい17年をさらにリッチに仕上げたようなイメージで、これ以上のウイスキーはあるのだろうかと思うほどの絶品です。

そしてこの深い深いコクは余市由来のものでしょうか。早めに現れるフルーティでスパイシーな味わいに奥行きを持たせます。長期熟成感、そして見事なバランスを持っており、国宝級のウイスキーと言っても過言ではありません。

現在ネットでは5万円近くまで高騰していますので、あまり買おうという方はいらっしゃらないかもしれませんが、将来再び原酒が充実して再販される機会が訪れた時にはぜひとも手に入れてみて下さい。

竹鶴ピュアモルトはノンエイジのボトルも大変美味しく、こちらはまだギリギリ高騰し始めくらいなので狙い目だと思います。熟成年数にこだわらない分、ブレンダーの腕が光る名作となっています。

 

 

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