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【レビュー】竹鶴17年ピュアモルト|世界最高賞4回受賞の品薄が続く貴重酒

竹鶴17年

竹鶴17年とは

竹鶴17年はニッカウイスキーが世界に送り出したブレンデッドモルトの傑作です。WWA(ワールド・ベスト・ブレンデッドモルトウイスキー)に過去4回も輝いており、その実力には疑いの余地がありません。

余市と宮城峡をキーモルトとし、それぞれの良さを引き出したまろやかな甘さと複雑なアロマが特徴的です。

創業者の竹鶴政孝から受け継ぐ伝統の技術がこの味を長年にわたり支え続けています。

残念ながら昨今のジャパニーズウイスキーのブームで竹鶴17年の原酒は底をつき、現在販売を終了してしまっている銘柄です。

本当にまれにバーなどで見かける程度で、中々ありつけない貴重酒となりました。ネットの相場も高騰しており1本25,000円を超えるほどです。

今回はたまたま近所のバーに置いてあった竹鶴17年を1杯いただくことにしました。また気軽に飲める日を待ち焦がれながら、ありがたくいただきたいと思います。

テイスティングノート

香り

非常にフルーティな香り。梨、青リンゴ、ベリー、柑橘系の果物も。時間が経つとカラメル、オークのスパイス、ちょっぴり胡椒も出てきます。

味わい

まろやかで優雅な甘みに凛としたボディ感。バニラ、蜂蜜、バナナ、ブラッドオレンジ、チョコレート。

余韻

ミディアムレングスの程よい余韻。オークの甘みと渋みが絶妙に混ざり合います。

総評

とにかく素晴らしい香りです。フルーティで複雑なアロマはいつまでも飽きず、ずっと嗅いでいたくなるほどです。

また、さすが世界最高賞を4回も受賞したウイスキーだけあって、日本ウイスキーならではの香りと味の調和を高いレベルで実現しています。響と比べて果実感や塩味がよりある印象で、和菓子のような繊細で上品なバランスを感じました。

最近の原酒不足で竹鶴17年はかなり高騰しましたが、またいつか安定的に生産されるようになったらぜひとも常飲したい1本です。

いつかそんな日を夢見ながら、今はたまに出会えるウイスキーバーの竹鶴17年をありがたく飲み続けたいと思います。

 

 

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