ハイランドパーク12年とは
ハイランドパークは、オークニー諸島の最も北に位置するスコットランドの蒸留所で、スコットランドの熱狂的なファンや専門家のコミュニティの中で常に話題になっているシングルモルトウイスキーです。
アイラ島やスカイ島とも異なる自然環境で、低木のヘザーが堆積してできたピートが特徴です。蒸留所近くのミネラルたっぷりな仕込み水を使い、伝統的なフレアモルティングを続けています。これにより、ハイランドパーク独特のスモーキーさとヘザーと蜂蜜の甘さが生まれています。
中でもハイランドパーク12年は、最も多くのウイスキーファンに飲まれているシリーズの代表作です。スモーキーでスイートなバランスが素晴らしく、どんなシチュエーション、どんな飲み方でも美味しいオールラウンダーです。
最近ボトルデザインが刷新され、ヨーロッパの紋章のような幾重にも重なる曲線が立体的にあしらわれています。美しいデザインに気分も高まります。
価格は4,000円ほどで、12年熟成ウイスキーの中では標準的なラインかと思います。ただ、その味の完成度は非常に高く、価格以上の価値があると言われています。
今回はそんな賞賛され続けるハイランドパーク12年の味わいをストレートでじっくり体感したいと思います。
テイスティングノート
香り
蜂蜜、ヒースのような花、トロピカルフルーツ、レーズン、焦したバター、木炭の煙。複雑で濃厚な香りです。
味わい
まずクリーミーな舌触り。シロップの甘さ、柑橘系の酸味、オーク、バニラ。ミディアムボディで、程よいオイル感です。
余韻
長めの余韻。スモーキーウッド、モルト感、複数のスパイス。
総評
ハイランドパーク12年は、ブレンデッドウイスキーかと思うほど複雑なアロマと味わいを持ち合わせています。特に、ハニーやヘザーを思わせるほのかな甘みと後から来るスモーキーさの調和は感動ものです。
飲み方は個人的にはストレートが好きですが、基本的にどんな楽しみ方でもできるオールラウンダーです。スコットランド最北の島で蒸留されているウイスキーなだけあり、魚介料理とのマリアージュも素晴らしいと思います。
ハイランドパークはウイスキー評論家からの評価も非常に高いシングルモルトなので、また飲んだことがないという方はぜひ試してみてください！
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