ボウモア18年とは
ボウモアはウイスキーの中でも有名なので、普段あまりウイスキーに馴染みがなくても聞いたことはある人も多いと思います。有名なだけあって、やはりその味は間違いありません。
ボウモアはアイラ島で最も歴史を持つ蒸留所で、そのウイスキーはピートのスモーキーさと華やかな甘さが特徴でアイラの女王とも呼ばれています。
厳選されたオーク樽とアイラ島の潮風、そしてゆっくりと流れる時間によってつくられます。
中でもこのボウモア18年は、シェリー樽から来る甘い優美な香りが際立ち、熟したフルーツのような贅沢な味わいが特徴の傑作です。
バーなどではまあまあいい値段で提供されていると思いますが、ボトルで購入すると約9,000円ほどです。考え方は人それぞれだと思いますが、こういう本当に美味いウイスキーは手元にボトルを置いてゆっくりじっくり楽しみたいものです。
テイスティングノート
香り
シェリー、砂糖で煮込んだオレンジ、ダークチョコレート、キャラメルトフィー。完熟フルーツのアロマとちょうど良い煙感。
味わい
とても複雑。熟した果実のフルーティさ、シェリー感、花蜜のような香り高い甘さ、ダークチョコレートのほろ苦さ。そこにスモーキーさが優しく調和。
余韻
フローラルでスモーキーな余韻が長く続きます。
総評
ボウモア18年はシングルモルトの中でも最高レベルの完成度だと思います。その理由は、フルーティな甘みとスモーキーな煙感のバランスです。ボウモアならではの味であり、これがとても美味いです。
アイラ系のヨード香やピートの感じが苦手という方でも、このボウモア18年は一度飲むと虜になるはずです。アードベッグやラフロイグほどのクセはないのでご安心ください。むしろ、そこにスペイサイドモルトのような華やかさが加わっていてスイートな印象です。
飲み方はストレートがおすすめです。上記の香味が存分に味わえます。
ボウモア18年はタリスカー18年と並んで私の中では一押しのシングルモルトです。これらの共通点は、フルーティな甘さとスモーキーさの完璧な調和です。
個人的な好みの問題もあるかもしれませんが、これらをまだ飲んだことがないという方はぜひ飲んでみてください!今よりもさらに、ウイスキーを好きになってもらえると思います。
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